ドラマ「大奥」青沼は実在した? キャストはだれ?最期はどうなる?

この記事ではドラマ大奥Season2の前半でとっても気になる登場人物、
青い目の青沼についてご紹介しています。
青沼のモデルは誰なのか、どんな運命なのかがわかります。

ドラマ大奥とは

2023年9月からはじまったNHKのドラマ「大奥」は よしながふみの漫画「大奥」が原作です。

このドラマは「男女逆転大奥」が最大の見どころ。架空の伝染病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」によって男性が激減した江戸時代、3代将軍家光から実は将軍は女性だった・・・という設定で進んでいきます。

巧みな人物設定が実際の歴史にリンクして、本当にそうだったのでは?というリアル感が感じられる作品です。

2023年1月から10回の放送があり、三代将軍家光の時代から八代将軍吉宗の時代をメインに九代将軍家重までが描かれました。

これまでよしながふみ原作の「大奥」はスペシャルドラマ化や映画化が何度かされていますが、取り上げられたのは三代家光・五代綱吉・八代吉宗。
2023年10月から始まったドラマ「大奥」Season2では、それ以降から大奥が終焉を迎える大政奉還までが描かれるとのこと。
すでに完結している原作マンガでは江戸幕府が終わるまで物語が続いていました。

とうとうこれまで映像化されていなかった江戸幕府後半が取り上げられることとなり、
大注目のシーズン2です。

「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」の描写がリアルすぎてちょっとコワイ、
医療編のシーズン2も見どころたくさん!

そんなドラマ大奥を紹介していきますね!

 

 

大奥 青沼は実在した?青沼のモデルは誰?

10月からのドラマ大奥、今発表されているあらすじのタイトルには「医療編」と
入っています。

これまで放送された10回が将軍中心のストーリーでしたが、
11回目からは致死率80%!で男子しかかからないという設定の
「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」との戦いが一つのテーマとなります。
たぶん後半は江戸幕府の幕引きがメインテーマになることでしょう。

奇病撲滅に向かって邁進する人々が描かれますが、ドラマの中心人物は
長崎からやってきた蘭方医(ざっくりいうと西洋医学)の青島。
大奥に入る時はそれまでの名前を捨てて、新しい名前を付けるそうですが
青島の由来は「青い目」から来ています。
青島は日本人とオランダ人の混血だったんですよね。

江戸時代は海外と日本の窓口は長崎の出島などに制限されていました。
そしてそこにはオランダと日本の血を引く子供もいましたが、どうしても
肩身は狭く、偏見の目で見られます。

ドラマでの青島は、そこで医療を学んでいましたが、請われて
大奥で蘭学を教えるために江戸にやってきます。
生きにくい土地から抜け出して、「ありがとう」と言われたい、という気持ちがそこにはありました。

うーーん、いい話!
青島のモデルは誰なんでしょうか?

 

調べてみましたが、大奥に混血の蘭方医がいたという記録はありませんでした。
「青沼」はこのストーリーのオリジナルキャラクターと思われます。

一緒に活動する平賀源内や、蘭学で有名な杉田玄白など実在の人物のなかに
オリジナルキャラの青島が自然にすーっと入っていて、物語が違和感全くなく
展開していくところが、「大奥」のおもしろいところ!
続きが楽しみですね!

 

大奥 青沼のキャストは?

そんなオランダと日本のハーフで、江戸の街では明らかに異国の人の風貌、
だけど日本語で医学の話ができるという、演じている俳優さんは誰でしょうか。

ドラマ放映前には、この役は城田優さんがいいんじゃないか!?と思っていた
私 ですが、今は「なるほど、この方!」と納得です。

 

青沼を演じているのは「村雨辰剛」(むらさめたつまさ)さんです。
おもいっきり和風なお名前ですが、スウェーデン出身。日本が好きすぎて
帰化されていますよ。

お名前を見てピンと来なくても、カラダをみて「あ!」
と思う方もいるかもしれません(笑)

そう、NHKの「みんなで筋肉体操」で武田真治さんたちともくもくと
腕立てやら腹筋やらをしていたあの方です!

その時は「庭師」と紹介されていたのがとっても記憶に残っている
村雨さん。

日本には高校生の時に3か月のホームステイを体験、その後20代になってから
再来日され、庭師の修行をされました。

NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で主人公の一人と結婚した
アメリカ人将校の役で思い出す方も多いことでしょう。

優しい笑顔と、真摯なまなざしが、ドラマ「大奥」で誠実に人と病に向き合い、
ひたむきに進んでいく「青沼」の役にピッタリですよね。

 

大奥 青沼の最期は?今後どうなる?

そんな青沼の今後はどうなっていくのでしょうか?
ここから先は青沼の最期を含みますので、ドラマを見てから知りたい!というかたは
見た後に戻ってきてくださいね。

 

 

江戸時代まで、日本の医学はいわゆる「東洋医学」が中心でした。
中国伝来の医学で、漢方薬をつかったり、鍼灸で治療したり。
幕府のおかかえ医師ももちろんこの漢方医。
一方、江戸時代には海外からの情報が少しずつ入ってきており、
その一つが「蘭学」です。
オランダ語の本で様々な西洋の学問が入ってきて、医学も伝わりました。

幕府の医療は漢方医がメイン。
蘭方医は既存勢力から恐れられ、はじき出される機会を狙われています。

そんな中でも赤面疱瘡への対策を考え出した青沼と仲間たちは徐々に成果を出していきます。今でいう「種痘」と同じ方法。病気を治す、より「予防」のほうに注目した平賀源内のアイデアが実を結んだんですね。
が、その予防法を広めていく途中で残念ながら蘭学追放派の松平定信の甥が亡くなってしまいます。
責任を取ることになったのが青沼です。
彼は多くの人に「ありがとう」と言われたことを胸に、処刑場に連れていかれるのでした。

大奥に入った異分子は何かの形で退場するとは思いましたが、
最悪の最期となったことが、悲しいですね。
でもこの後赤面疱瘡はだんだん下火になってきて、男性人口は増えていきます。
たくさんの人の「ありがとう」が青沼に伝わっていることでしょう。

 

【まとめ】

この記事ではドラマ大奥Season2前半の重要キャストである青沼を
ご紹介しました。

青沼は江戸城大奥にて蘭学を教え、赤面疱瘡を予防する方法を平賀源内らと
確立しました。しかし、大奥の権力争いに巻き込まれ、死罪となってしまいます。

とてもリアリティのあるエピソードですが、青沼は実在する人物ではなく、
歴史上同じような立場で死刑になった人はいませんでした。

演じた村雨辰剛(むらさめたつまさ)さんはピッタリのキャストでしたね。
ひたむきな姿と、ある種の満足げな様子で死罪になったシーンで目頭が熱くなったのは私だけではなかったと思います。

以上編集長の吉川でした。

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